大臣就任から1ヶ月

本日4日で大臣就任から1ヶ月が過ぎました。
御存知の通り、先26日には衆院本会議に於いて、社会保障と税一体改革関連三法案の採決が行われ、与党から多数の反対者と欠席者が生じました。
そして、週を跨いで2日には小沢元代表を含む52名(その後3名が撤回し、49名に)の離党届が輿石幹事長に提出されましたが、民主党は3日に開いた常任幹事会で採決反対者に「除籍」衆院議員37名、「党員資格停止6ヶ月」元代表1名など、倫理委員会に諮問する処分内容を決定しました。他に欠席、棄権者には「常任幹事会名による厳重注意」と「幹事長名による注意」も決めました。
茨城県関係では石井章議員が除籍(新党へ)、小泉俊明議員と福島伸亨議員が党員資格停止2ヶ月、また柳田和己議員が常幹名の厳重注意となりましたが、それぞれの想いは各自から発信されるものと思います。また石井氏の他は、党にとどまる意志が明らかな訳で、今後とも連携し活動していくつもりです。
国会は新しい「院の構成」待ちで動いていません。今週末頃に構成が整えば、週明けから両院での予算委員会、その後、参院での一体改革委の審議が始まるものと推測しています。
予算委員会では、中国輸出事業に関する質疑も予想されますが、先29日に公表した二つの調査報告と併せ、これからの姿勢についても真摯に対応したいと思います。

30日には岩手県陸前高田市の農地復旧と、宮城県気仙沼市の漁港整備の視察に出向きました。陸前高田市には震災後の昨4月に、黄川田衆院議員などと伺った事が有りました。ガレキは集められていましたが、復興にはまだまだ複層の努力が必要だと痛感しました。その中で平田地区では海岸が目前の田を、昨年の6月までにガレキを除き、塩水を排し、1haの田植えを行い、10月には見事に収穫をしたとの事でした。
気仙沼は初めて訪ねました。「特定・第三種」の漁港は、茨城県内の海近くに住み、港を見馴れている私にとっても、重要な港だと認識するのに充分な規模ですが、ここも変わらずまだまだ成すべき事は多いと感じました。当たり前の事ですが、復興の為には現地、現場の声を聴き、目にする大事さを再認識しました。
野田内閣は7月3日で11ヶ月目に入ったそうです。
以前に伺った話では、総理就任後に地元千葉に入ったのは二度で、恩人の葬儀参列と同窓会出席。勿論どちらも短時間だったそうです。
私も茨城の魚や野菜や果物を、茨城で食べて飲みたい気分になりますが暫くは我慢をしようと考えています。
梅雨のうっとうしい時季ですが、開ける頃には国会の雲行きも少し明るくなることを念じています。
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