FAO会合の為イタリアに出張

「解散はいつになるの。」と聞かれます。「判りません。」としか答えようが有りません。例えに、日銀の金利と総理の解散は嘘をついても良いと言われていますが、解散は総理の専権事項で、明日かも知れず、年明けかも知れずです。
ただ、閣僚の一員としては、与えられた職責を全うする事に専念するのみと思い、日々を過ごしています。
15日に成田を発ち、18日にローマから帰国しました。
FAO・国連食料農業機構の閣僚級会合が、食料価格の乱高下に関して開かれるのに出席する為で、総会での発言の他、ブラジル、フランス、FAO事務局長とのバイ会談などを行いました。

17日には三兄弟の経営するワイン農場を視察しました。有機栽培のブドウを使用し、評価も高いとの話でしたが、9年前に農地を取得し、7年前からワインを生産する融資条件は、両親の年金が担保だと聞き、イタリアの厳しい現実もチョッピリ垣間見えた気がしました。昼食は自慢のワインとチーズ、メインの肉はウサギというのもイタリアの地方料理らしかったです。
20日は皇后陛下御誕生日祝賀行事で皇居へ伺いました。
皇后陛下への祝賀の後、別間にて賜りのお食事をいただき、退出致しました。
25日には秋の園遊会に御招待が届いており、大臣の職位の重さを感じております。
国会は29日に召集されることとなりますが、会期は11月末までと報道されており、その通りだとすれば、代表質疑、予算委を経て、限られた日程の中で特例公債、一票の格差是正、国民会議の設置など重要議案のみでも審議は窮屈となりそうで、農林水産委での法案の行方も見通しが立っていません。
今週末には秋の気分が濃くなりそうです。お米の収穫も終わり、一段落の方も多いと想います。秋の一日、行楽にでも行けると良いですね。
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