在京の時間が増えています

8月最後の週末となり、児童の皆さんは新学期への準備などに慌ただしいときもかも知れません。とは言え、2~3日続いた涼しさは元の暑さに戻り、仲々には秋を実感させてはくれません。
それでも地元に入ると、稲は黄金色に近づき、口にする梨は収穫を感じさせてくれます。
私は新しい任に着いて以来、以前より在京の時間が増えています。週明けの4日には両院議員懇談会、同総会が招集されていますが、参議院選挙の総括をまとめ、新人事についても海江田代表から発表される見込みです。
今までと異なり、今回の在京時間は大畠幹事長と同席する機会が多いのが特徴の一つです。間近で観ていると幹事長という仕事は万端に渡り、神経を使うものだと思えます。29日は夕刻に本部を出て、上野から水戸へ、駅近くのホテルで開かれていた「日立労組茨城地協総会」後の懇親会に顔を出し、「遅れたのは幹事長のせいです。そして宜しくと言っていました。」と挨拶。その頃大畠幹事長は確か仙台に向かっている筈でした。
国会の召集は未だ判明しません。理由は各紙が述べているので省きますが、どうやら内閣改造も先送りとなる気配です。選挙前の言動の揺れを見ても思いますが、安倍内閣はかなり慎重に物事を進めている様です。
一方で本音も透けて見える部分があり、集団的自衛権の解釈や消費税の時期判断など、世論を見定める仕草と思える節もあります。
TPPの閣僚会合の情報も同様ですが、甘利担当相が「国内の反対派は徐々に静まりつつある。」と話したとマレーシアの貿易産業相は記者団に語ったと報道されています。私が地元で話を聞くのとは少々ニュアンスが違う気がします。勿論ここに至った選挙結果を含め、こうなれば現実的な折り合いを考える人も居るかも知れません。それよりは諦めの気持ちが強くなり、意欲を失いかけている人の方が多いと感じますし、政権に対する不信を口にする人もいます。
選挙結果を見て、一層政治に期待する人が減っている気がします。いや政治ではなく国会に対してと言うべきでしょうか。
その責任の一端は間違いなく野党第一党の民主党も負うべきもので、9月の新体制発足と同時に行動も具体化する必要を全員で共有できる様に努めて参ります。