１０月に入り、１～２日は参院民主党の研修会が岩手県盛岡市で開かれ、初日は達増岩手県知事の復興から再生への話や、８５歳にして現役の川柳川柳師匠の軍歌を題材にした反戦落語、更には恒例の懇親会と盛り沢山の日程でした。
　翌日は、宮古市周辺の防潮堤や災害避難用道路の建設現場の視察を行いました。特に仮設住宅も来年は５年目を迎え、住宅建設が進む一方で、やっと慣れた生活から再び孤独な生活に戻るのが寂しいと訴える独居老人の話を聞き、心が折れない様に進める事の重要さを感じました。

　３日は午前中がかすみがうら市千代田地区の敬老会、午後は石岡市合併１０周年記念式典に出席しましたが、両会場とも国会議員は丹羽雄哉衆院議員と私の二人のみで、普段は余り知る事の少ない丹羽さんの人柄を感じる事が出来ました。
　石岡市の式典の前に、隣接する郷土資料館に立ち寄り、以前からの疑問を聞いてみました。「何故石岡と名前が付いたのですか。」明治の初め突然に石岡に地名が変わった由来を尋ねると、「フフフ･･･諸説はあるのですが、茨城台（＝バラキダイ）の先に石岡という古い地名が有ったとも言われていますが、はっきりしません。」歴史はだから面白いのですね。

　ノーベル賞受賞のニュースが連夜に亘り続きました。研究内容に言及する力は有りませんが、画面から伝わる人間としての素晴らしさは判ります。関係者のお喜びはと想うと私達も嬉しくなってしまいます。お目出とう御座居ました。

　ＴＰＰが大筋で合意したと報じられています。「大筋」の意味も内容もよく判りません。迅速に情報を開示し、影響評価を行い、国会決議との整合性を国民に説明する必要が有ります。感覚としては国益に反し、約束に反し、道義に反する行為と考えています。
　早期に閉会中審査を行い、不充分な場合は臨時会を求めていく事になりそうです。

　水害からの復旧に時間が掛かりそうです。関東鉄道常総線は１０日から運行再開と聞き、関係者の努力に敬意を表します。それぞれの立場の方々が鋭意努力の最中であろうと思いますが、農業だけを考えても再起の前に、ＴＰＰも絡め心が折れない事を願うばかりです。
　朝夕は寒さも増しています。お気を付け下さい。