岩手県の被災地へ出向きました

6日午後から7日にかけ、岩手県の被災地へ出向きました。
これは民主党復興ビジョン検討チーム(直嶋正行座長)の被害状況調査で、座長の外に、陸前高田市出身で家族や秘書の方を失い、家も消失した黄川田衆院議員(副座長)もご一緒でした。
一行は6日午後に工場が再開された「みちのくコカ・コーラボトリング」にて、地元経済界の方々と意見交換を行い、7日には達増県知事から被害報告と復興への想いを聞き、その後、陸前高田市、大船渡市をそれぞれ視察しました。

二日間に亘り黄川田徹議員は饒舌でした。その胸の内に在る複雑な想いを表すことなく、「友達から借りた背広のズボンが長くて。」「今日初めて作業服買ってきたけど、オマエ新しいの着てんな、と言われるかな。」と道案内を兼ねて被害の説明を続けてくれました。

達増知事は「岩手県では東日本大震災津波被害と呼ぶことにしています。」と定められた呼称に“津波”の文字を加えて説明されました。
私の実感も同様で、事によると地震の揺れそのものによる被害は、茨城が上回るとさえ思えました。もちろん、宮城県は双方ともであり、福島県は原発事故が重なる等、今回の被害は、震災・津波・原発事故と区分して捉え、復興ビジョンもそれらを考慮する必要も感じました。

10日には、東急東横線中目黒駅近くの合流点広場で、茨城県産の安全な農畜産物を販売し、売り上げは義援金として被災地へ贈るイベントが予定され、私も参加しようと思っています。
来週は、復興ビジョンチームや風評被害対策ワーキングチームに加え、液状化や塩水、そして農業用水利事業の復興への具体策を練り上げるつもりです。
東北の皆さん、茨城や関東、長野の皆さん。つながりましょう。
そして乗り越えましょう。
(写真提供:朝日新聞)
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