特別な年のお盆に

通常の年ですと,今の時期は各労働組合の大会シーズンですが,二つの理由で例年と異なっています。
先ず,大震災の影響や衆参のねじれ現象で8月末まで国会が延長されている為,平日の出席が困難なこと。次に原発事故等に伴う節電対策で,日立関連の工場が輪番休日を取り入れ,こちらは逆に土日に大会を開く事が出て来ていることです。

そんな最中ですが,3日は国会日程の加減で土浦のHPT労組大会には出席する事が出来,初陣以来の支援を頂いて来た酒井本部委員長の退任の場に立ち会うことが出来ました。

8日には輪番休日で月曜の大会となった,日立ハイテクノロジーズ労組那珂支部大会にも出席出来ました。支部の労組会館は,土日は保育園として活用しているとの事で,七夕飾りに可愛い短冊が。中には「これは大人が書いたな。」と思える現実的希望も含まれていました。
原子力損害賠償に関し,緊急対策WTを4日と9日に開催しました。
セシウム汚染肉牛が発生した事に伴い,紛争審査会「中間指針」の発表が5日までズレ込み,合わせる形で農水省の「新しい対策」発表も5日午後へと遅れました。
一歩ずつ前進はしていますが,それぞれの当事者からすれば,「まだまだ不充分。」の部分が有るのも事実です。これからは中間指針に載らなかった損害にも注目していきます。
国会は民自公による三党合意が成立し,各党とも党内に意見は有ると考えますが,菅総理が示した三条件の内,残っていた特例公債法案,再生エネ法案は,お盆明け26日までに成立する運びとなっています。
そうなると,次の話題は次期総理へと移り,私のところへも「食事をしたい。」との申し込みが増えてきています。
9日,元JA茨城県中央会常務の仁平博夫さんが議員会館に訪ねてくれました。農作業に汗を流しているとの事で,体重も5㎏位は減ったと黒光りする腕を見せてくれました。
こちらは,見た目には涼しい院内で白くなった腕をさすりながら,「本心は汗を思い切りかきたいよ。」と内心で思っています。
特別な年のお盆の季節がやって来ました。それぞれの思いでお墓参りとなりそうです。
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