第178国会開会

野田内閣発足に伴う臨時国会が13日に召集され,14~16日の3日間で衆参両院での代表質問が行われています。
総理の答弁は,答弁書をしっかり読んでいる感じで,とは言え私の直接耳にする参院本会議での事ですが,先ずは安全運転を心がけている様に見受けられます。
ところが,衆院では必ずしもそうではなく,「性格だな。相手を逆なでする分が有る。菅さんもそうだったが,総理の答弁は故竹下登(元総理)さんを範とすべきで,一重に野党をおもんばからなければ。」と言う衆院議員も居り,感性の違いか,又は野田総理が参院の雰囲気を未だ熟知していない為に,この受け取り方の差になったのかと自問しています。
私はこの間,党では前原政調会長の下で,副会長兼農林水産部門会議座長。参院では農林水産委員会筆頭理事,国家基本政策委員,沖縄・北方領土に関する特別委員会委員に任ぜられました。
既に各紙が報じている様に,民主党政権における政策一元化について,今回は党政調の役割が大きくなっている部分が有り,私の元へも激励の言葉を掛けてくる方が多くあります。政調の役割が変わる中で,より専門性が求められるのは必要ですが,しかしそれは決して族議員化が進む事ではないシステムを目指しています。

政調農林水産部門会議の第1回会合は14日に開かれ,その後は慣行の記者クラブブリーフィングと続きました。部門会議(水曜日)以外にも政調役員会(火・木曜日)があり,毎週少なくも三日は時間を割かれそうです。
与党になって思う事の一つは,閉会中でも国会で検討する量の多さと責任の重さです。幸い,同じ県内の国会議員の皆さんは,それぞれ専門分野を持ち,行動力が有る人ばかり。知恵を借りながら一緒に与党としての実績を積み上げていきます。
今週は真夏に戻ったような暑さが続いています。
その前週の台風12号は大きな被害をもたらしましたが,3月の大震災以降の自然の猛威に,全国全土の復興という視点を持たねばと思っています。
本格的な秋を迎え,これから国会見学に訪れてくれる各グループの申し込みが増えています。
国会で会えるのを楽しみにしています。
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