決意も新たに臨時国会へ

民主党・新緑風会被災地視察(宮城農業高校)
今日20日に臨時国会が召集されました。
開会式は明日21日になりますが、12月9日までの会期は主に第三次補正の論議を中心に展開する予定です。
その前段の18・19の両日、福島県二本松市で参院民主党・新緑風会の研修会が2年ぶりに開かれ、冒頭のあいさつには野田総理も顔を出しました。研修内容は「復興構想会議」の委員を務める二名の方よりの講話と参院選出大臣からの報告などでしたが、被災地出身の大臣発言が翌日のマスコミで失言として報じられました。
それについては20日付読売の「編集手記」、朝日の「天声人語」を読んで頂ければ幸いです。

民主党・新緑風会被災地視察(石巻漁港)
19日の被災地視察では宮城県を希望し、午前中は石巻市の漁港の現状と市内の仮設住宅で入居者の方々から話を聞きました。
ガレキは石巻市だけで岩手県より多い量だそうで、何と通年の106倍で、更に水産加工場の停電により5万トン分、金額にして300億円を超える被害。そして現在は平年の1割の事業規模とのことでした。
「暖房器具を」「街灯を」「転ぶと恐いから簡易舗装を」。仮設住宅の皆さんの切実な声は行政の連絡の不備によるものも含まれており、第三次補正の成立と併せソフト面の充実も痛感させられました。
午後は仙台空港近くの宮城農業高校の被災直後と変わらぬ校舎内へ。押し寄せる津波を4階屋上から目の当たりにし、部活動で登校中だった128名を確認した黒板の先生の文字、農学校故に備えてあったお米を鍋で炊いたそのままの場所は、同地区での再建が困難との理由で、今も当時のままでした。
「風化させないで」研修会での佐藤福島県知事の言葉を噛み締めた二日間でした。
季節は本格的な秋。食に旅にスポーツにと楽しみにしている方も多いと思います。
21日は開会式ですが、ひたちなか市に在るスポーツジム「リラひたち」の皆様が第4回目となる国会見学に来て下さいます。
毎年の様に元気を戴きますが、今年は充分な内容とはならないかも知れません。
それも話の種としてお持ち帰り願いたいです。
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